開催報告 エコアクション21普及セミナー

 

開催日時:20219月15日(水)13001700
オンライン(Zoomミーティング)で開催
対  象:エコアクション21の導入を検討されている事業者様および、すでに認証・
登録されている事業者様
千葉商工会議所、エコアクション21地域事務局千葉県環境財団、およびNPO法人環境カウンセラー千葉県
協議会の共催により、例年どおりエコアクション21普及セミナーを開催しました。
エコアクション21は、環境省が策定したガイドラインに基づき、省エネルギー・二酸化炭素の排出抑制・
廃棄物の削減、水使用量の節減などの目標を設定し、その達成に向けて具体的な取り組みを行ってい
る事業者を第三者認証・登録する制度です。
中小の事業者でも取り組み易い「環境経営システム」として評価され、全国で7900以上の事業者
に採用されています。
今回のセミナーは、最新の環境情報の提供として「カーボンニュートラルに向けた国内外の最新動向」の講演、
次いでエコアクション21をすでに認証・登録されている事業者様の活動事例の紹介、そして現在その
移行措置が進められている「2017年版ガイドライン」の改定ポイントの説明、さらに個別相談会を行い、
これから環境経営システムの導入を検討されている事業者様だけでなく、すでに認証・登録されている事業者
様の活動のブラシュアップや運用上での問題点の解決に資することを目指しました。
開催挨拶
続いて、気候ネットワーク 理事の平田 仁子 氏に「カーボンニュートラルに向けた国内外の最新動向
~変革が求められる企業活動~」と題して基調講演をして頂きました。
今年度のゴールドマン環境賞を受賞されたのは、石炭火力廃止の活動が認められたものであります。

最初にこれに関連する気候ネットワークの取組みが語られ、次いで、第6次エネルギー基本計画の
問題点が指摘されました。
最後に、国が実現するべき10の重要な政策措置を提案されました。世の中を動かす先生の
説得力・行動力に頭が下がります。
次に、エコアクション21への取組成果の事例紹介として、株式会社常磐植物化学研究所 
代表取締役社長 立﨑 仁 様および株式会社千葉マツダ 管理本部  総務チーム 課長  
石毛 裕二様からエコアクション21活動事例を報告していただきました。
株式会社常磐植物化学研究所様は今9月に東京商工会議所の「勇気ある経営大賞」優秀賞を
受賞されました。
EA21の取組みにより経営が改善され、現在はSDGsにも取り組まれています。世界一の
植物化学企業と高い目標にチャレンジされています。

株式会社千葉マツダ様は27店舗を含む29拠点でEA21活動を展開されています。
このシステムを構築されたことに敬意を表します。店舗の改修に際しては、照明や作業環境
の改善、省エネ配慮が行われています。
EA21取組みの成果として、電気使用量把握のWEB化、産廃の電子マニフェスト化、地域・
社会貢献などです。

次に、環境カウンセラー千葉県協議会 理事、EA21審査員の青木誠から「エコアクション21
の認証・登録の手続きと2017年版ガイドラインへの移行措置」について説明しました。
今回のセミナーの全プログラムを終了しました。
(有馬冨穂 環境カウンセラー千葉県協議会 監事)

        [講演資料]