市原市田淵在住の遠山あき先生の話を聞く会(平成25年10月29日(金))の報告

平成25年10月29日(金)に、市原市田淵在住の遠山あき先生のお話を聞く機会がありましたので、その報告をします。


お話をされる遠山先生

大多喜町の面白峡水力発電所の復活事業を再生エネルギーの観点から調査をしている中で、会員の一人から先生の著述「養老川雑記」(崙書房出版 1992.11 )を紹介されたのがきっかけであった。
大正時代からあった面白峡発電所をご存知で、養老川の流域の人たちの水運や水利の歴史にも詳しく上記の本にも記述されているので訪問し、お話を伺った。

先生は、下記の略歴にあるように、教員を勤められたあと農業に従事しながら作家として活躍をされています。今年で満96歳になられるが矍鑠とされており、今回の訪問に際しても、十数人でお伺いしたいと申し入れたところ、先生ご自身でお話の場所として市の田渕会館を予約していただいた次第です。

この地域の発電は小湊鉄道の建設工事のため鶴舞に火力発電所、夷隅川上流の宇筒原(大多喜町)などに水力発電所が、できたのがきっかけとのことであった。とくに面白峡発電所の建設、稼働について説明をしていただいた。
「歴史は「…があったこと」も大切だが、「そこに・・・をした人」の存在が重要で、命がけでやった人にたどりつく」と結ばれた。

遠山あき先生の略歴
  • 大正6年(1917):大多喜町に生まれる
  • 昭和9年:県立佐倉高等女学校卒
  • 昭和11年:県立千葉女子師範学校卒業後教員となる
  • 昭和14年:結婿、千葉市に住む。
  • 昭和19年:戦災のため夫の郷里千葉県市原郡里見村に帰る。
  • 昭和23年:教員をやめ農業に従事
  • 昭和42年:農民文学会に入会
  • 昭和51年:「旅立ちの朝」で千葉文化賞佳作
  • 昭和52年:千葉県文化功労賞(知事)
  • 昭和53年:「雪あかり」で千葉文学賞受賞
  • 昭和54年:「絆」で千葉文化賞佳作
  • 昭和55年:「鶯谷」で日本農民文学賞受賞
  • 平成6年: 藍綬褒章を受ける

当日、遠山先生から自著の「小湊鉄道のあけぼの(流紋)」という本をいただきました。この本は、戊辰戦争で追いつめられた上総義軍の一人が生きながらえ、養老川流域の人たちの生活に溶け込み、 その子孫が小湊鉄道開通時の機関車の機関士助手となった 小説「流紋」で、基本的なあらすじは史実とのことです。
この小説は昭和62年から千葉日報に連載されたものであり、今年、 市原市制50周年記念で前述の名称で製本、発売されたものです。 (発行 千葉日報社価格 1500円)ぜひ一読していだければと思います。

遠山あき先生の話を聞く会のスナップ写真

以下のスナップ写真は、掲載写真枚数を限定しています。また、拡大できません。
先生の話を聞く会終了後に行ったジオパークと面白峽水力発電所で撮影した全部の写真は別ページにあります。(⇒ここをクリック)

集合写真(画像をクリックで拡大)
△ページトップへ