平成30年度浄化槽講習会開催案内
掲載:2018-09-21
平成30年度の浄化槽講習会の案内です。その地区あるいはお近くにお住まいの方、多数の参加をお待ちしています。
講習会は、千葉県と関連する4団体の主催で開催されます。EC千葉は、平成21年度の協働事業としての開催以来継続して講師を派遣しています。下段の記事を参照下さい。なお、当協会の副理事長・水環境対策センター長の上口清彦氏は、永年の浄化槽適正使用啓発により、平成29年度千葉県環境功労者知事感謝状を授賞しています。
平成30年度浄化槽講習会
- 主催:千葉県/(一社)千葉県浄化槽協会/(一社)千葉県環境保全センター/(公社)千葉県浄化槽検査センター/(一財)千葉県環境財団
- 予定内容
- 「浄化槽の仕組み・働き」 約70分
NPO法人環境カウンセラー千葉県協議会
- 浄化槽関連資料の展示・相談など
- 約2時間
- テキスト:「浄化槽の働きと水の浄化」
開催日時 |
開催場所 |
募集人数 |
備考 |
平成30年10月13日(土) 10:00~12:00 (受付:9:30) |
横芝光町 横芝光町町民会館大ホール |
50名 |
詳細な案内チラシ |
平成30年11月7日(水)AM 10:00~12:00 |
東金市役所、5階 大会議室 |
**** |
「美しい作田川を守る会」の講習会として行う。 |
平成30年11月10日(土) 10:00~12:00 (受付:9:30) |
南房総市 とみうら元気倶楽部 さざなみホール | 50名 |
詳細な案内チラシ |
講習会で使用するテキストとスライド
今回の講習会で使用するテキストとスライドをご案内します。浄化槽使用者だけでなく、下水道使用者にも役立つ内容となっています。皆様、ご一読ください。
平成29年度浄化槽講習会開催報告
掲載:2017-12-27:水環境対策C
平成29年度の浄化槽講習会が予定通り開催されました。講習会は、千葉県と関連する四団体で開催され、EC千葉の水環境対策センターは、平成21年度の協働事業としての開催以来継続して講師を派遣しています。講習会の概要報告を以下に示します。
平成29年度浄化槽講習会
- 主催:千葉県水質保全課・千葉県浄化槽団体連絡協議会
- 浄化槽使用者向け啓発講習会
- テキスト:「浄化槽の働きと水の浄化」
- 開講挨拶・講義(実習)・質疑・カットモデル見学:2時間
開催日 |
開催場所 |
参加者人数 |
備考 |
平成29年11月11日(土) |
野田市市庁舎 |
43名 |
10:00~12:00 |
平成29年11月18日(土) |
匝瑳市・市民ふれあいセンター |
31名 |
10:00~12:00 |
平成29年11月25日(土) |
印西市中央公民館 | 29名 |
10:00~12:00 |
講習会で使用したテキストとスライド
今回の講習会で使用したテキストとスライドをご案内します。浄化槽使用者だけでなく、下水道使用者にも役立つ内容となっています。皆様、ご一読ください。

講習会で使用するテキスト

講習会で使用するスライド
画像をクリックすると、テキストとスライド(ともにPDFファイル)が表示されます。
平成29年度浄化槽講習会開催案内
掲載:2017-09-21
平成29年度の浄化槽講習会の案内です。その地区あるいはお近くにお住まいの方、多数の参加をお待ちしています。
講習会は、千葉県と関連する四団体の主催で開催されます。EC千葉は、平成21年度の協働事業としての開催以来継続して講師を派遣しています。下段の記事を参照下さい。なお、当協会の副理事長・水環境対策センター長の上口清彦氏は、永年の浄化槽適正使用啓発により、平成29年度千葉県環境功労者知事感謝状を授賞しています。(県のURL)
平成29年度浄化槽講習会
- 主催:千葉県/(一社)千葉県浄化槽協会/(一社)千葉県環境保全センター/(公社)千葉県浄化槽検査センター/(一財)千葉県環境財団
- 浄化槽使用者向け啓発講習会
- テキスト:「浄化槽の働きと水の浄化」
- 開講挨拶・講義(実習)・質疑・カットモデル見学等:約2時間
開催日時 |
開催場所 |
募集人数 |
備考 |
平成29年11月11日(土) 10:00~12:00 (受付:9:30) |
野田市役所 2階中会議室 |
50名 |
詳細な案内チラシ |
平成29年11月18日(土) 10:00~12:00 (受付:9:30) |
匝瑳市市民ふれあいセンター 階会議室 |
50名 |
詳細な案内チラシ |
平成29年11月25日(土) 10:00~12:00 (受付:9:30) |
印西市中央公民館 4階視聴覚室 | 50名 |
詳細な案内チラシ |
講習会で使用するテキストとスライド
今回の講習会で使用するテキストとスライドをご案内します。浄化槽使用者だけでなく、下水道使用者にも役立つ内容となっています。皆様、ご一読ください。

講習会で使用するテキスト

講習会で使用するスライド
画像をクリックすると、テキストとスライド(ともにPDFファイル)が表示されます。
千葉県主催、浄化槽講習会が今年で65回となりました。
掲載:2017-02:水環境対策C
浄化槽の適正利用に関する講習会は、1月30日に九十九里町での開催で65回目を迎え、10年を経過しました。当初より中心となって推進してきた上口清彦氏(副理事長・水環境対策センター長)の投稿を掲載します。
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千葉県主催、浄化槽講習会が今年で65回を完遂。
担当しました私たちは楽しくも苦労の連続でした。其の一部を掲載いたします。
平成19年度よりには、EC―千葉ではまだ水環境研究会と発足したての湯気が出る赤ちゃんの様な会でした。会員は4名平均年齢も63歳ほどとまだ若い?会でした。
目標を設定に時間をさかれたことを思い出されます。何を目標にするか試行錯誤の日々が始まりました。
浄化槽の講習会を取り上げるキッカケ。メンバーに浄化槽保守点検、清掃業に従事者がいて浄化槽の適正管理が著しく未達の現状を憂いていた。千葉県、市町村、業界団体との連携不足によるもので、第三者のNPOが担当することか望ましいとの思いから「浄化槽講習会」をテーマに目標が定まり、メンバーも平成21年には7名に拡大、パワーアップ。
協働事業が引き金。幸いなことに千葉県環境生活部 県民交流・文化課 交流事業室のNPOとの協働事業に応募。事業計画から企画立案、講習会の内容・テキスト・パワーポイント・予算・担当者の役割分担、お決まりの苦労は一通りしました。メンバーには各々得意分野があり短時間ですべての計画が見えてきたのが年末でした。平成21年度からはいよいよ「浄化槽講習会」本番が目の前です。
県内の浄化槽事情。県内にはみなし(単独処理)浄化槽約43万基、合併処理浄化槽約17万基が存在、その他汲み取り便槽多数、これらは、それぞれは法で定められた処理水質を維持することが求められているものの、実態と目標のギャップは大きい。
いわば、法令レベルの維持が困難な状況を改善することが見えてきたのです。
適正な浄化槽管理「浄化槽の保守点検、清掃」を使用者が理解していないことが問題で、指導育成が県内の水質維持には必要!! コツコツ10年の活動。
平成27年度の講習会を終え合計65回を終了。まだまだ継続して参ります。
浄化槽とは(テキストの一部分)
実習 トイレットペーパ分解実習中
講義より実習は楽しいと参加者の皆様の協力
平成28年度 浄化槽フォーラムin霞ヶ浦 参加報告
遊べる河川、泳げる霞ヶ浦を目指して
~浄化槽による公衆衛生と生態系保全~
2016-07-21掲載:水環境対策C
平成28年7月16日開催の浄化槽フォーラムin霞ヶ浦に参加した上口さんの報告です。
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平成28年7月16日に開催された浄化槽フォーラムin霞ヶ浦へ、EC千葉の水環境対策センターからセンター長・上口と伊澤の2名が参加した。
従来は浄化槽の性能に係わる内容が多く、浄化槽の専門家による講演が主体でしたが、今回のフォーラムは副題が「浄化槽による公衆衛生と生態系保全」とあるように、普段は聞くことができない興味ある内容であった。配布資料は簡素化したものであるがパワーポイントを使用して、極めて具体的に解説して頂いた。
*******************主な内容****************
- 主催者挨拶 吉川圭子 (環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部浄化槽推進室長)
- 茨城県発表 「茨城県の生活排水処理対策」小川邦彦(茨城県生活環境部環境対策課)
- シンポジウム
- 基調講演:浄化槽による公衆衛生と生態系保全」中田和人(筑波大学教授(生命環境系)
- 「浄化槽とウイルス」 間 陽子(理化学研究所ユニットリーダー)
- 「浄化槽と生態系保全」 熊谷直喜(国立環境研究所特別研究員)
- パネルディスカッション:「遊べる河川、泳げる霞ヶ浦を目指して」
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主な講演とその注目内容は以下のとおりです
- 間 陽子氏の講演「浄化槽とウイルス」では、生活排水による公衆衛生と生態系について「汚水処理施設で処理された水は、病原性微生物を除去する」とある。浄化槽に係わる者には新しい視点での講演をいただいた。特に、「ウイルス」の特徴と人体に与える影響での発病プロセスでした。
ウイルスは病原体固有特性と感染力、感染後の重篤性に大きな差異がある。具体的には「エイズ」は感染力は弱いが、感染後は重篤化する。その一方「インフルエンザ」の感染力は極めて高いが「早期治療では重篤化」はし難い。そのような病原菌が上下水道での暴露の危険性が残っている、ノロウイルスをはじめ水中病原ウイルスに起因する水系感染症が日本だけでなき世界中で発生し大きな社会問題化している。
私達、水環境に携わる立場にある者たちは「ウイルスを排出しない」ことが水系を守る第一歩と感じさせられた。浄化槽、排水処理施設では「消毒効果」の確認は現在「残留塩素」で行っているが確実に消毒することの重要性を学んだ。(パワーポイントの入手方法の確認をしたが公表はしていないとのこと)
- 茨城県生活環境部、環境対策課、水環境室(水質保全担当)室長補佐・小川邦彦氏から茨城県における生活排水処理対策の報告があった。
千葉県と同様に法定点検・保守点検・清掃の促進、みなし(単独)処理浄化槽及び汲み取り便槽から排出される未処理の「雑排水」が水系の汚染原因であることを憂慮している。千葉県と同様な課題を抱えている。みなし処理浄化槽と汲み取り便槽での「未処理の雑排水」の合併処理浄化槽化に力を入れている。
法定点検の受検率向上のために、
- 未受験者に対する文書指導
- 浄化槽一括契約システムの促進
- 茨城県水質保全監視員制度
以上の3項目を重点的に活動している。千葉県も見習う点は十分に感じた。
千葉県で実施している「浄化槽使用者向け講習会」は実施していない。小川邦彦氏に千葉県の講習会に見学を勧めた。千葉県の浄化槽講習会が具体化した時点でメールにて案内することとした。今後、茨城県との情報交換を行うチャンネルが持てたことも収穫であった.。
- 吉川圭子氏 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部浄化槽推進室長とも名刺交換を頂き、平成28年度 浄化槽フォーラムin霞ヶ浦のテキストを10部供給の依頼を快諾頂いた(浄化槽推進室 鶴田室長補佐・メールにて)
水環境対策センター員に9月の定例会議時に配布を予定。
今回のフォーラムは私にとって大変勉強になりました。(平成28年7月21日 文責 上口清彦)
浄化槽啓発講習会とキッコーマン㈱の施設見学会を開催しました
2016-08-07掲載:水環境対策C
**********水環境対策センター長上口さんの報告書********
8月4日、平成27年度用浄化槽使用者向け公開講座と施設見学(キッコーマン㈱)を水環境対策センター主催で開催しました。参加者22名,内EC千葉18名、野田市民活動団体4名でした。
当日は連日の酷暑にもかかわらず、皆様定刻に集合頂き計画通りに進行し、全員元気に行事を終了することが出来ました。
午前の部、10:00~11:30分まで浄化槽・講習会公開講座
EC千葉の会員及び開催地区、野田市の活動団体の皆様向けの講習を開催。水環境対策センターが過去5年間千葉県・水質保全課主催の講師を務めてきました内容を多くの方に受講頂くことと、将来は市町村はじめ環境活動団体にもアプローチのため広報DVDの作成のビデオ撮影を致しました。
午後の部、13:00~15:20分まで施設見学とキッコーマン㈱の環境への取り組み講演
「ものしりしょうゆ館」の見学とキッコーマン㈱ 環境部長今井泰彦(農学博士)様の「キッコーマン㈱における環境への取組み」について、2015年版「環境報告」など詳細にわたり解説いただきました。講演後の質疑応答は多数の方が積極的かつ専門的な質問がなされました。
通常の工場見学会では見学会のみで終えるところを、EC千葉野口 久様の尽力で講演会も開催できました。EC千葉の懐の深さを伺う事が出来ました。
参加頂いた皆様に改めて感謝致します。
また、皆様にご協力頂きましたことをお礼申し上げます。
(水環境対策センター長、上口 清彦)
「首都圏外郭放水路=地下神殿」施設見学会には、41名が参加 (2016-06-02)
水環境対策センター主催の首都圏外郭放水路見学会は、あいにくの小雨交じりでしたが5月30日に開催されました。参加者は、EC千葉会員と野田市を中心に活躍している5団体方々で計41名でした。以下はその報告です。
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クリックで拡大(画像提供:有馬さん)
中川・綾瀬川流域は勾配が緩やかで、水が溜まり易い「お皿」のような地形です。また、この地域は急激に都市化が進み、河川整備や下水道整備が追いつかず洪水被害が多発していました。そこで建設されたのが、この「首都圏外郭放水路」です。「しゅとけんがいかくほうすいろ」は、いかにもお役所的な名前ですね。簡単に言うと、国道16号線に沿って地下50mに直径10mで長さ約6.3kmの人工の地下河川です。大雨になると、大落古利根川、幸松川、倉松川、中川と第18号水路の水位が上がります。水はそれぞれに設けてある堰(せき)を越えて、この地下河川に流れ込みます。水は、最も下流にある第一立坑(たてこう)に流れ込み、そこからポンプで江戸川に放流する施設です。
今回見学したのは、第一立坑にある「調圧水槽」です。長さ177メートル、幅78メートル、高さ18メートルの巨大な水槽で、その上にはサッカー場があります。地上からは、116段の階段を降りると水槽の底で、地下22mです。立坑の底は、更に50m程下ですが危険で近づくことはできません。水槽には、59本(一本500トン)の巨大な柱があります。周りの地水位が高いので、水槽が船のように浮き上がるのを防ぐため重くしています。この巨大な林立する柱から、「地下神殿」とも呼ばれています。総工費約2300億円と工事期間14年で年間の維持管理費は約79億円で、年間6回から10回施設が稼働しています。(平成24年2月国土交通省関東地方整備局資料より)
大雨が降ると見学は中止と聞いていましたが、傘をさそうかどうかの小雨で無事見学できました。広報用施設「龍Q館」でのビデオや模型による説明の後、人数確認用の見学者章を首からぶら下げ第一立坑へ向かいました。
116段の階段を降りると、気温は13度とのことでやや肌寒く感じました。降りた第一印象は、「とにかく大きい」の一言でした。案内と説明は、女性職員の方3名が、高齢者の多い我々を労わってくれました。感謝します。帰りは皆様押し黙って、116段を上がりました。地上に出た時は、とにかく息が切れ酸欠でした。
コミニュテイバスに時間があるので、多くの方が南桜井駅まで3km程を歩きました。
幹事の上口様、ありがとうございました。(文責:見並)
カテゴリ:水環境対策C